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裏ガイアテラス第7.5話「シャワー室午前二時・腰のフラメンコ」後編

 投稿者:習志野権兵衛メール  投稿日:2008年 5月 6日(火)18時51分19秒
  「ふ~ん、じゃこれならどうだ!」
するとカイトの行為はエスカレートして、今度はジンのモノをすっぽりと
包みこんでいる“フラメンコ”をしっかり抑え込むとわざと上下左右へと動かし
始めたのだった。
「バ、バカ!」
「遠慮するなって。」
より強い刺激を与えられたジンは思わずその手を股間に持っていってその動きを
抑えようとするが、カイトはジンの手を振り払いながら“フラメンコ”を揺さぶり
続ける。
しばらくは彼の行為を止めさせようと頑張っていたジンだったが、やがて根負け
したのか抵抗することをあきらめ、いつの間にかカイトのなすがままにされる
ようになっていた。
と妨害がなくなったことによってなんとなくつまらなくなってしまったのか、
ほどなくカイトも「それ」から手を離し、シャワー室には再び“フラメンコ”の
振動音と今度はジンの荒い呼吸音だけが響き渡っていったのだった。
「う、あ、ああっ…。」
だがそのうちジンの肩が大きく上下するようになり、漏れてくる声の回数も大きさも
確実に増えてきていることに気づいたカイトが妙に冷静な口調でつぶやく。
「さてと、それじゃそろそろ仕上げと行きますか。」
その声とともにカイトはジンに気づかれないようにそっと器械の奥にある小さな
スイッチをオンにした。
すると一段と大きな音がして“フラメンコ”の動きがそれまでより激しく、しかし
同時によりきめ細やかなモノへと変化していったのだった。
「うわあぁ!」
突然自分のモノを襲ってきた強烈な衝撃に、ジンは今までにない大きな声を上げる。
「おまえのために取っておいてやったんだよ、3Sの新機能“MAXパワーモード”。」
「あふっ!」
もはやカイトの声もまともに耳に入らないくらいにジンはあわてふためき、その手は
再び“フラメンコ”を抑え込もうとした。
だが唸りを上げてジンのモノに食らいつくその器械を完全に止めることはできず、
それはむしろより強い快感を得るための手助けにしかならなかったのだった。
「ああっ…ああっ…。」
逆にその体勢のまま半ば固まったような状態になってしまうジン、そして
その姿を横からカイトが黙って興味深そうに見守っている。
ジンは固く目を閉じその手はしっかりと“フラメンコ”を抱え込んで、知らず
知らずのうちにその中ではちきれそうになっている自分のモノを通して伝わる
激しい感覚を自分から感じ取ろうとしていた。
そしてそれまではただ与えられる快感を棒立ちのまま受け取るだけだったのが、
ついにかすかではあるが腰を動かして積極的にその快感を味わうようにまでなって
しまっていた、決して誰にも教えられてはいないにも関わらず。
しかしそれからほどなくしてジンの口から一段と大きな声が漏れ、と同時に全身が
一瞬軽いけいれんを起こしたようにびくんと震えたのだった。
「う、ああ~っ…。」
その声とともにそれまで彼を包んでいた緊張感が一気にほどけていき、思わず
ジンはその場に片ひざをついて座り込んでしまっていた…。


その一部始終をしっかりと目にしていたカイトがジンに近づいていったん
“フラメンコ”の動きを止めると、シャワー室の中では徐々に静寂が戻って
きつつあった。
その間に少し落ち着いたジンは“フラメンコ”をゆっくりと自分のモノから外し、
先にカイトがやってたように白い液にまみれたその器械と自分のモノを丁寧に洗い
始めた。
そしてその作業が終るとジンは照れくさそうな顔で恐る恐るカイトの方に視線を
向け、カイトは何も言わずに“フラメンコ”を彼の手から受け取るといつもの
ラフな口調でジンに話しかける。
「さてと、オレはもう一発抜いてくつもりだけどおまえはどうする?」
その問いかけに一瞬戸惑うジンだったが、すぐに平常心を装った声で言葉を
返したのだった。
「いや、今日はもういいよ。」
「“今日は”、ね。」
カイトがその単語に反応してにやついた笑みを見せると、ジンはあわてて顔を
少々赤らめながら反論する。
「別に深い意味はねぇよ。」
「まぁ使いたくなったらいつでも声かけてくれ。」
そんなジンの気持ちを察し取ってか、カイトもあえてそれ以上詮索することは
しなかった。
一方しばらく黙っていたジンだったが、やがてあくまでも冷静さを取り繕う
ような表情を見せておもむろに口を開いた。
「じゃ、オレは部屋に戻るから。」
そう言うが早いかあっという間に更衣室の方へと去っていくジンの後ろ姿を、
カイトは何も言わずにニッコリ笑って見送ってやったのだった…。


そして2度目の事を終えたカイトがシャワー室を出ていったその頃、
オリオンのブリッジにて艦内カメラのパネルをあちらこちら操作している
一人の乗組員の姿があった。
「…ったく、シャワー室にもカメラ付いてるってこと忘れてるのかな、
あの二人は。」
そう言いながら、その人物は黙々とカメラが写した映像データの操作を
続けていた。
「ボクが当直だからよかったモノの、そうじゃなくて誰かに見つかって
物笑いの種にでもされたらどうする気だったんだろうね…まぁカイトなら
そんなに気にしないか。」
ふとその彼の口からそんなつぶやきとかすかな笑いが漏れる。
「じゃこれにて細工終了、っと。」
その声と共に彼はパネルのあるボタンを勢いよくタッチした。
するといくつかの画面が何度か切り替わり、やがてサイドのスロットから
1枚のディスクが飛び出してきたのだった。
「さてと、このディスクどうしようかな~…ジンさんに見せつけてAランチ
おまけつきででもおごってもらおうかなぁ♪」
そのディスクを一度手に取って表面をチェックしてからケースに入れ、
にっこり微笑んでおもむろに自分の懐にしまうケンスケなのであった…。
 
 

裏ガイアテラス第7.5話「シャワー室午前二時・腰のフラメンコ」中編

 投稿者:習志野権兵衛メール  投稿日:2008年 5月 6日(火)18時49分41秒
  そうしてともに一糸まとわぬ姿になったカイトとジンは今度はシャワールームへと
場所を移し、いよいよ実際に“腰のフラメンコ”を使ってみることとなった。
まずカイトが先に中に入り、その後を股間を手で隠したジンがついていく。
そして、たくさん並んでいるシャワースペースの一角に陣取ったカイトは
付属品のローションのふたを開け、それを手に取るとすでに少し大きくなり
始めている自分のモノに塗りたくっていったのだった。
その手の隙間から一段と大きさと固さを増していくカイトのモノが目に入り、
ジンは一度急いで視線を外すが、やはりカイトが何をしているのか気になる
らしく、彼には悟られないようにしながらまたその様子をこっそりと伺い始めた。
「一応“お初”はオレがいただくからな、まぁ器械相手だからほとんど“動作
確認”みたいなモノだけどな。」
カイトは相変わらず自分のモノを触りつつ満面の笑みを浮かべてジンに話しかけ、
その妙にさわやかな表情にジンはあわてて少々声を上ずらせながら答える。
「いや、それは構わないけど…。」
「さて、と、それじゃそろそろ“本番”スタートといくか。」
それまでの刺激で完全に「戦闘準備状態」になった自分のモノを見せつけるかの
ようにカイトはいったんそこから手を離し、そして今度は横に置いた器械へと手を
伸ばしていった。
続いてその淡い肌色の物体を両手で抱えた彼がサイドにあった小さなボタンを
ゆっくりと押し込むと、やがてその物体は鈍い音を立てながら縦に横にと
細かい振動を始めたのだった。
ジンがその行動をかたずをのんで注視する中、カイトはそのパックリ開いた口の
部分をいきり勃った自分のモノの先端に当て、それを咥え込むような感じで
徐々に奥へと差し込んでいく。
「お、うほっ!」
するとすぐにその器械”腰のフラメンコ”の振動はカイトのモノに強烈な刺激を
与え、その快感が全身を駆け巡ったカイトは思わず声を上げてしまった。
そうしてカイトのモノをしっかりと包み込んだ“フラメンコ”はその鈍い音と
ともにグラインドを続け、カイトは余すことなくその感覚を味わおうと時々
その動きに合わせるように軽く腰を動かしていた。
「さすが3S…あ、ヤベぇ…。」
その目を閉じ、中途半端に口を開けてすべての感覚をただ一か所に集中させて
いるであろうカイト、その姿を不安と興味の入り混じった表情で黙って
見つめているジンの眼には、少しずつ紅潮し始めている彼の顔が映っている。
「あ、はぁ~っ…。」
深夜のシャワー室に響くずっと続いている器械の振動音とカイトの荒くなった
呼吸音、そして時折漏れてくるため息を耳にしながら、ジンは初めて目にする
他人のあられもない姿を驚きとためらい、そしてほんの少しの好奇心を持って
ただただ見つめるだけだった。
「あっ、おっ…。」
「お、おい…。」
そのうちカイトの声、それに“フラメンコ”を抱えている手の動きが一段と
激しくなり、それを目の当たりにしているジンの口からも思わず動揺の声が
漏れてしまう。
しかし彼はジンのことなど全くお構いなしと言った感じでひたすら自分の欲求を
満足させる行為に没頭していた。
「あふっ…!」
やがてかすかな声とともに一瞬カイトの動きが止まるが、その様子に気づいた
ジンが心配そうに見守る中で、しばらくその手を休めてから彼の全身は再び快感を
求めて動き出したのだった。
だがその行動パターンは暗にカイトがクライマックスを迎えようとしている
ことを示していた。
「あ、いいっ…。」
カイトの顔が今まで以上に歪み、押し寄せる快楽の波に必死で耐えていることを
如実に現している。
そんな日頃は見せることのないカイトのもう一つの面を目にしてますます気持ちの
整理がつかなくなるジン、一方見られていることをまったく気にしていないように
カイトの腰の動きは一段と激しさを増してきた。
「あ、あ、ああ~っ。」
それからどれぐらいの時間が過ぎただろうか、彼の口から切なく漏れる声とともに
突然その動きがピタリと止まった。
しばらくシャワー室の中には“フラメンコ”が振動するその音だけが聞こえて
いたのだが、カイトは相変わらず荒い呼吸をさせながらも少しずつサイドの
ボタンへと手を伸ばしていった。
そしてその手がボタンに届くとすぐに”フラメンコ”は静かになってカイトの
モノをその口から解放し、その隙間からはだらりと白い液が流れ出てきたのだった…。


「カイト…。」
事が終ったことを認識したジンがシャワー室の壁に寄り掛かっているカイトに
恐る恐る声をかける。
カイトは射精後の虚脱感からしばらくぼ~っとしていたのだが、やがてゆっくりと
一本のシャワーに手をかけ、小さくなった自分のモノと“フラメンコ“の中を
きれいに洗い始めた。
ジンがその姿を黙って見つめる中、手際よくそれらの作業を終わらせたカイトは
すっかり「いつもの状態」に戻ったらしく、落ち着きを取り戻した自分のモノを
ぶらつかせながらにやにやした表情を見せて少しずつジンのもとへと近づいて
きたのだった。
「ふう~、さて次はおまえの番。」
そう言うとカイトはいきなりジンのモノを握る。
「な、何すんだよ!」
突然の行為に驚くジンを横目にカイトはゆっくりとジンのモノをしごき始めた。
「初めてだろうから、先におっ勃てといた方がいいかなと思ってな。」
カイトはそう言いながら時に激しく、時には優しくジンのモノを取扱い、その
せいであっという間にジンのモノは完全に勃ち上がってしまった。
「へ~、固い上に結構デカいんだな。これでムード作るテクニックさえあれば
完璧なんだろうけどな。」
「うるせぇ…。」
大きくなったジンのモノを手にしたカイトの声にジンの耳が真っ赤に染まり、
一方その「武器」は刺激を受けてカイトの手の中でひくひく動いている。
やがていったんジンのモノから手を離したカイトは再びその手にローションを
取って、今度はそれをジンのモノに塗りたくっていった。
「うわっ!」
その気持ちよさにジンの口からも思わず声が漏れる。
「本物はまだしばらく難しいかもしれないけど、それまでこれで少しならして
おけよ。」
そう言いながら続いてカイトは“フラメンコ”を手に取り、まったく衰えを
見せないジンのモノにあてがうと徐々にそれを奥へ奥へと差し込んでいった。
そんなカイトの行動に、もはやジンは目立った抵抗もできずにただ黙って
うつむくだけだった。
「さぁ未体験ゾーンへの突入だそ、覚悟決めろよ。」
その声とともにカイトは改めて「それ」を起動させ、ジンのモノを包み込んだ
“フラメンコ””は再び鈍い音を立てて細かい振動を始めたのだった。
「あ、うっ…。」
しっかりと目を閉じ、両のこぶしを固く握って襲い来る快感を必死に耐えている
ジンだが、やはり我慢できないのか時折かすかに声を漏らしている。
「どうだ?やっぱり自分の手とは違うだろ?」
カイトの突然の問いかけにただでさえ赤い顔をますます紅潮させてジンは答える。
「何…言ってんだ…あっ!」
そんなジンのかたくなな態度が、逆にカイトのいたずら心をくすぐっていった。
「どうせ誰もいないんだ、好きなだけ声出してもいいんだぜ。」
「そんなこと…できるか…。」
そう言いながらも、実際のところジンはあふれ出ようとする声を口元でせき止める
のが精いっぱいだった…。
 

裏ガイアテラス第7.5話「シャワー室午前二時・腰のフラメンコ」前編

 投稿者:習志野権兵衛メール  投稿日:2008年 5月 6日(火)18時48分16秒
  「食糧、衣類に武器弾薬…あとは補修用部品各種、と。」
途中予期せぬトラブルはあったモノの、最終的にはジンたちは小型輸送艇
マキシにて無事補給物資を積み込んで補給基地のあるアメクから戻って
くることができた。
そしてケンスケをブリッジへと戻らせたジンは、マキシが着艦した小型艇
発進ハッチにて改めて運んできた品物のチェックを行っていたのだった。
と、その作業のさなか背後から聞き覚えのある軽い調子の声が彼の耳に飛び
込んでくる。
「よ、お疲れさ~ん。」
その声におもむろに振り向いたジンの眼に映ったのは、満面の笑みを浮かべた
カイトの姿であった。
しばしカイトと見つめあう状態になったジンだったが、やがて再び荷物の方に
体を戻すと物資の整理を再開しつつ、段ボールの山のうちの一つを指さした。
「航行班の物資ならそこにあるから…ケンスケが一部先に持っていったけどな。」
「相変わらずそっけないなぁ~。ところで、オレ個人宛ての荷物なかったか?」
ジンの事務的な口調にちょっとすねた表情を見せながらもその背中越しにもう
一度声をかけてくるカイト、その問いかけにジンは再び整理の手を止めまた
彼の方へと振り向いたのだった。
「カイト宛て…か?」
そう言いつつジンは少し首をかしげながら物資の山へと目を移し、一方カイトは
これ以上ないくらいのはちきれそうな笑顔で大きくうなずいている。
「そ♪」
しかしその笑顔の裏に見え隠れする無言の要求をジンはうっすらと感じ取って、
一度小さなため息をつくとゆっくりとまだ分類されてない荷物を調べ始めた。
するとやがてその中から「カイト・ヨギ様」という宛名の書かれた小さな箱が
見つかる。
「これか?」
ジンはそれを手に取ると、その声を耳にして自分の方に近づいてきたカイトへと
その箱を手渡したのだった。
「そうそう、頼んでたんだ。」
「ふ~ん…。」
うれしそうにその箱を手に取るカイトの姿を見つめつつ不思議そうな表情を
見せるジン、その姿が目に入ったのか、カイトは改めてジンに声をかけた。
「そんな愛想のない顔するなよ…、そうだ、おまえにも使わせてやるよ。」
「使う?」
その言葉にジンは再び軽く首をかしげている。
「そ、なんてったって“スーパースタイリスティックスペシャル”だからな、
きっと気持ちいいぞ~。」
「いや、言ってることがイマイチ理解できないんだが…。」
ご機嫌そうに話を続けるカイトに対し、相変わらず戸惑いの色を隠せないジン。
そんなジンの気持ちを知ってか知らずか、カイトは一段と顔をにやつかせて
ジンに近づき、ワザとささやくような口調で言葉を続けたのだった。
「確かおまえも今晩は非番だったよな、午前2時にシャワー室に来いよ。二人で
心行くまで楽しもうぜ♪」
「えっ?」
「じゃあな、待ってるからな~!」
それだけ言うとカイトはジンの反応も確認せず、例の箱をしっかりと抱え込んで
さっさとその場から去っていき、一方、一人残されたジンは未整理の荷物の山を
前にしながらただただ茫然と立ちすくむだけだった…。


そしてその午前2時少し前、周りを少々気にしながら複雑な表情を見せて
シャワー室の入口のドアの前を行ったり来たりしているジンの姿があった。
「…誰もいないじゃないか。」
ふと部屋の未使用を示す差し込み札に目をやったジンの口から思わずボヤキが
こぼれてしまう。
と、ちょうどそこにあの箱を小脇に抱えたカイトが奥の通路から姿を現した。
「お、早いな。やっぱりおまえもいっぱしの男だってことか。」
「いや、オレは…。」
ドアの前のジンの姿を見つけて少し歩調を速めるカイト、そのカイトに一癖も
二癖もありそうな笑顔で見つめられ、ジンはほんの少しだけ恥じらいの表情を
見せてしまう。
「まぁ何も言うな。さぁ早速“腰のフラメンコ”の初稼働だ。」
そう言いながらカイトは軽くジンの肩を叩き、シャワー室のドアを開くボタンを
押して彼を中へと誘い込む手振りを見せた。
そんなカイトの姿に、ジンはしばらく猶予を求めるような目線を向けていたが
やがて観念したのかゆっくりとした足取りでシャワー室の中へと入っていく。
その後をカイトがぴったりとついていき、そして更衣室で二人はいったんその
歩みを止めた。
「じゃ、先脱がせてもらうぜ。」
そう言うが早いか、カイトは手に持っていた箱を床に置いて手際よくシャツと
作業用ズボン、それに下着のボクサーブリーフも一気にはぎ取ったのだった。
その行動に少し戸惑った顔を見せているジンの前に、カイトのスリムでは
あるがしっかりしまった体が露になる。
「カイト…。」
「ん?服とか汚れたら面倒だからオレは全部脱ぐようにしてるんだ。それに
オレとおまえの仲じゃないか、今さら恥ずかしがることもねーだろ?」
「そうかもしれねーけど…。」
ジンの視線に気づいたカイトが、前を隠すこともなく平然とした顔をして
話しかけ、その声を受けたジンが逆にその視線をカイトから外してしまった。
そんなジンを気にするふりもなくカイトは言葉を続ける。
「で、おまえはどうする?まぁ少なくとも下半身は出しといた方があとあと
楽だとは思うけどな。」
「え、…あ、ああ、わかったよ。」
とりあえず軽くうなずきはしたモノの、しばしその手はぴたりと止まったまま
であった。
しかしカイトの突き刺さるような視線を受け、やがてジンはおもむろに着ている
服を一つずつ脱ぎ始めた。
そしてそのがっちりと筋肉の付いた上半身が現れた時点で、カイトが横から
感嘆の声をかけてくる。
「日頃から鍛えてるだけあって、やっぱいい体してるよな~。」
「バカやろう…。」
照れくさそうにそう呟きながらも密かにまんざらでもない顔をみせるジン、
一方カイトはジンがこれでもうその場から出てはいかないだろうとでも確信
したのか、彼に背を向けてしゃがみこむと例の箱から品物を取り出す作業へと
取りかかり始めた。
その間上半身裸のまま下を脱ぐのはやっぱり少々ためらっていたジンだったが、
作業の終わったカイトが女性器をかたどったその器械を手にしつつ再びジンの方
へと視線を移したのを目にすると、無言で一度深呼吸をしてからゆっくりと
穿いていた作業用ズボンに手をかけたのだった…。
 

「流星群」・後編

 投稿者:習志野権兵衛メール  投稿日:2008年 4月 6日(日)23時24分0秒
  それからのボクはあきらめ、不安、期待などなど、さまざまな気持ちが頭や心の中でぐるぐる渦を巻いているようでした。と同時に、時計や電話に目をやる回数はどんどん増えていきます。
流れ星が見えている間に願い事を3回唱えると、その願い事は必ず叶うという話も聞いたことがあるけど、もう何回その願いを唱えたことでしょう。
今日のイベントの相手として、駿を選んだことが果たして正しかったのかどうかは正直自分でもよくわかりません。でも、やっぱりあいつが他の誰よりも一番感動や驚きをボクと分かち合ってくれそうな気がしたのです。
そんなボクの思いを知ってか知らずか、あいつからの連絡がないまま、とうとうリミットとも言える午前2時を迎えてしまいました。
乱れ飛ぶ流星群は今を盛りとばかりに晩秋の夜空を彩っています。そして、ボクの目は確かにその輝きを捉えてはいるのですが、不安と寂しさが募る心の中まではなかなかその光を届けることができずにいました。
そう、時には憎たらしくさえも思えるあいつの顔が見たいし、できることならあいつと一緒にこの空を眺めたい、もうそのことだけで頭がいっぱいになりつつあったのです。
大げさな言い方かもしれませんが、自分の中で駿という存在がどれだけの大きさを占めているのかが、ここにきてちょっとだけわかったような気がします・・・。

時刻は2時半を過ぎてしまいました。どちらかと言うとあきらめの気持ちの方が大勢を占めるようになってしまったその時、唐突にボクの携帯電話がぶるぶると震え始めました。
ボクは慌てて電話に飛びつくと急いで会話のボタンを押し、相手が誰かも確認せずに口を開いたのです。
「もしもし!?」
『悪い悪い・・。』
電話の向こうの声もかなり息を切らしているようです。ボクは矢継ぎ早に一番知りたいことをストレートに問いただしてみました。
「いまどこにいるの?」
『2丁目の角のサンクス。もうちょっとだから鍵、開けといてくれよな!』
 その答えを聞いて、体の力がすっと抜けていくような、と同時に全身に力がみなぎってくるような、そんな矛盾した感覚を一緒に感じたのでした。
「・・・バカぁ。」
それだけ言うとボクは急ぎ足で階段を駆け下り、玄関の扉を開けて外へ出ると電話の主がやってくるのを今か今かと待ち構えました。
やがて少し申し訳なさそうな顔をしてこっちに向かってくる駿の姿がその目に飛び込んでくると、ボクはもう何も言えなくなって、ただ黙ってあいつのところへと駆け寄っていったのです。
「寝坊しちまってさ・・、ホントすまなかった!」
珍しく?素直に頭を下げるあいつの声が耳に入り、ボクもこいつの言葉を信じることができなかった自分が、ものすごく恥ずかしく思えてきたのでした。
「ごめん・・。」
「・・・? 何でお前が謝る必要があるんだよ。」
申し訳なさそうな顔をしているボクを見て、あいつは摩訶不思議といったような表情を浮かべています。
「でも、ここに来る途中でも時々空見上げてたんだぜ。これだけの流れ星が一度に見れるなんて、きっとそうそうはないだろうなぁ~って。」
 しばしの沈黙の後、駿がいつものちょっとエラそーな口調で言葉を続けました。ボクも少し気持ちが落ち着くと、本来の?やさしい自分の調子であいつに話しかけてみたのでした。
「何か暖かいモノでも飲む?」
「・・星、見たいんだろ?夜が明けるまで付き合ってやるよ。」
 その問いかけにあいつはさわやかな(そう見えただけなのかなぁ?)笑顔で答えると、まだまだ次々と流れ星が現れ続けている空の方を指差したのです。
「あ、うん。」
 そこで、ボクも今日は素直にあいつに従って空を見上げることにしました。
「でも、流れ星に願い事すると、それが叶うってのは本当だったんだね。」
 ふとそんな言葉がボクの口をついて出、駿がそれに素早く反応します。
「ん?何お願いしたんだよ?」
「そんなこと、言える訳ないじゃん。」
 そう、弱み?を見せたらきっとからかいの種にされるのは目に見えています。
「まぁ、どーせお前のことだから地味な、簡単に叶うような願いだろうけどな。」
「地味で悪かったですよ~だ!」
 意地悪く話すあいつに対してちょっとムッとした表情を見せながらも、空いっぱいに飛び交う流れ星たちに向かって、ボクは改めて今度はまた違う願いを、そっと心の中でつぶやきました。
(このこ憎たらしいヤツとずっと一緒にいられますように!)
 

「流星群」・前編

 投稿者:習志野権兵衛メール  投稿日:2008年 4月 6日(日)23時22分42秒
  ベッドサイドにある液晶タイプのデジタル時計は「0200」という数字を表している。
ボクは改めて自分の部屋の窓を開け、冷たい夜の空気を頬に感じながら目の前に広がる深い暗闇と、その中で鮮やかにきらめいているいくつもの流れ星たちをまたぼんやりと眺めていた‥。

あちらこちらで「しし座流星群」というモノが話題になり、今回はものすごくたくさんの流れ星を見ることができると聞いて、自分の目でその流星群を見てみようと思い立ったのはつい最近のことでした。
ちょうどボクの部屋の窓は東向きだし、家の周りには夜通し強い光を放ち続ける建物もないという観測には結構都合のいい場所なのですが、ただ一つ不安だったのはいつもならぐっすり眠り込んでいる時間にずっと起きていることができるかどうか・・・。
そこで、一応自分では親友だと思っている幼なじみの駿に、無理を承知で当日付き合ってもらえないかと頼み込んでみたのです。
もちろん?元々こういう文化系の行動があまり得意じゃないあいつは最初、露骨にイヤな顔をして断ってきました。
でも、自分でも驚くくらいの(と言うとちょっと大げさかな?)粘り強さで説得に励んだ結果、あいつも一緒に流れ星を見てくれることに同意してくれたのです。
まぁ、もしかしたらあまりのしつこさに、単に根負けしただけなのかもしれませんが。

そして迎えた当日、夜中から明け方まで続く天体ショーのために、ボクは学校から帰ってくると急いでご飯を食べ、どうしても見たいテレビ番組だけをビデオのタイマーにセットすると、すぐにベッドに潜り込んだのでした。
念のため、学校から帰る前に駿にはもう一度「今日必ずウチに来てね。」ということは伝えておいたのですが、それでもボクは本当にあいつが来てくれるかどうか、かなり長い間布団の中で悶々としていたような気がします。
結局あまり眠ることができないまま、ふと気がつくとセットしていた目覚ましがうるさく鳴り響いていたのでした。
まだボーっとした頭のままでその目覚ましを止めた後カーテンを開け、ボクは窓越しにちょっと夜空を覗き込んでみました。
おかげで?空には雲ひとつなく、絶好の観測日和になりそうです。とりあえず暖かい格好に着替えてから窓を開け、流星群が現れるという東の空をしばらく眺めていたのです。
すると、しばらくしてボクの目の前を一筋の光がすっとかけ抜けていきました。
(これが流れ星なんだ・・。)
話には聞いていたけど、しっかりと自分の目で見たのはこれが初めてだったので、驚くやらドキドキするやら。
(そう言えば、駿、もう起きたかなぁ・・・。)
とりあえず目が覚めた時点でボクの携帯に一度連絡くれることになっているのですが、あいつはどうやらまだまだ目が覚めてないようです。

そうこうしているうちに、空には少しずつ流れ星の数が増え始めてきました。中にはまるで激しく燃え盛ってるような(いや、実際に燃えているんだけどね。)太い光の筋もいくつか見えるようになってきました。
どうやら他にもこの流れ星を見ている人がいるらしく、遠くの方から時々「わぁ!」とか「すごい!」と言った声がかすかに聞こえてきます。
ボクもそんな星たちの輝きに見とれているうちに、時刻は1時半を過ぎたことに気がつきました。
いくらなんでもそろそろ来てもらわないと、この流星群のクライマックスに間に合わなくなるのに・・・。
だけど、あいつはまだ自分の携帯を持っていないので、さすがにこの時間になってしまってはボクの方から連絡をとることはできません。
ボクは飛び交う流れ星から少し目を離すと、机の上に置いてある買ってもらったばかりの携帯電話に視線を向けました。
(そりゃあ、あいつはよく待ち合わせ時間に遅れてくるけど、約束を破るヤツじゃないよな・・・。)
そうは思ってみたものの、あまり乗り気じゃなかった駿に無理やり約束を取りつけたこともあって、心のどこかに言いようのない不安が少しずつ頭をもたげてきたのも事実でした。
そんな気持ちを振り払うかのように、ボクは改めて窓の外に体を乗り出し、どんどん激しくなっていく流星群を一身に見つめ続けたのです。

何でもホントに降るように現れる大量の流れ星のことを「流星雨」と言うそうなのですが、今日の流れ星はまさにその言葉がぴったり来る感じでした。
ただぼんやり空を眺めているだけであちらこちらに向かって、時にはやさしく、時には力強い光の筋がボクの目の前をいくつもいくつも過ぎ去っていきます。
こんなすごい天からのプレゼントをたった一人で見ているだけなんて・・・という弱気な思いがいつの間にかふとボクの心をよぎりました。
ボクと駿が初めて出会ったのは幼稚園の時だそうですが、正直ボクはその頃のことははっきり覚えていません。
でも、あいつはそれをしっかり覚えていて、?おとなしくて扱いやすいヤツだった。?なんてことを言っていたような気がします。
一方、ボクがあいつのことをはっきりと認識したのは小学校3年生の時、クラス替えではじめて顔を合わせたメンバーの中にいた、妙に自信満々な態度をとっていたヤツが誰あろう駿でした。
最初はこんなわがままで騒がしいヤツとはきっと仲良くなれないだろうなと思っていたのですが、「扱いやすい」の言葉通り!?いつの間にかボクはあいつのグループに加わるようになってしまっていたのです。
確かに駿は時に独断的な行動でボクらを困らせたけど、でも結構面倒見のいい部分もあって、だからこそ不満は持ちつつもそこに惹かれて結局は一緒にいたのかもしれません。
そして、ボクだって決してずっと黙ってあいつにくっついていたワケではなく、時には思うことをぶつけ合ったりしながら、運悪く?同じクラスだったそれからの4年間で少しずつあいつとの間の心の距離を縮めていったのでした。
中学に入ってからは別のクラスになってしまいましたが、それもまたお互いにとっては新たな刺激になったようで、授業が終わると待ち合わせをして一緒に帰りながらその日あったことを話し合ったり、調子がついたときはどちらかの家に押しかけて結構夜遅くまで遊んだり・・・、そんな毎日を過ごしています。
そんな、今までの二人の関係を思い出している間にも、流れ星は絶え間なく現れ続けていました。
なのに、相変わらずボクの電話は黙りこくったままです。
「遅くとも2時までにはウチに来てね。」って言ったにもかかわらず、もうこの時間になってしまってはどんなに急いでも2時までにウチに来ることはほぼ不可能でしょう。
夜空を彩るまばゆいばかりの流星群に向かって、ボクはだんだんあいつのことを信じられなくなっている情けない自分を戒めるように、今一番願っていることをそっとつぶやいてみました。
「どうか、一刻も早く電話が鳴りますように・・・。」
 

「少年戦記ガイアテラス」第7話・「一輪の花」Bパートその2

 投稿者:習志野権兵衛メール  投稿日:2007年12月11日(火)00時51分46秒
  シーン5・「マーリーヘッド」との遭遇
カイトの指示により、二人はその発信源にぎりぎりまで近づくとわずかに
あった平坦な場所を見つけ、そこにマキシを着陸させる。
ジン  「それじゃ、行くか。」
ケンスケ「うん。」
そして、そこからはケンスケが持っているMC(モバイルコンピューター)を
参考にしながら、徒歩で目的地へと向かっていくこととなる。
携帯用小銃を手にしたジンを先にその後ろでケンスケがMCのモニターを
チェックしつつついていく。
ところどころ低い木が茂っている、アップダウンのある地形の間をしばらく
歩くと、やがて二人の視界に無残に壊れた地球政府軍人型機動兵器・マーリー
ヘッドの姿が少しずつ現われてくる。
そこで二人はいったん歩みを止め、近くの岩場の陰に隠れて相手の様子を
うかがうことにする。

ケンスケ「あれだけやられてたら…。」
その姿を見て思わずつぶやくケンスケ。
ジン  「でもまだ信号は出続けてるんだよな。」
後ろを振り向き問いかけてきたジンに、MCを操作しながらケンスケは答える。
ケンスケ「自動送信であることに変わりはなさそうだけどね。」
ジン  「とりあえず、行くだけ行ってみるしかないか…。」
そう言うとジンは改めて壊れた機体をじっと見据える。そして一度大きく
深呼吸をしてから小銃を構える手に力を入れ、一気に機体の方へと駆け
寄っていく。
ジン  「おいっ!誰かいたら返事をしろっ!」
しかし機体のすぐそばまで近づいたジンの眼に映ったのは、ハッチが開いて
いるコックピットの中にいる瀕死の少年兵の姿、ジンは静かに小銃を下ろすと
大声でケンスケのいる方向に向かって呼びかける。
ジン  「おーい!すぐにこっち来てくれ!」
その声を受け、ケンスケも小脇にMCを抱えてジンのもとへと走っていく…。


シーン6・「マーリーヘッド」コックピット前
壊れた機体の前までやってきたケンスケはジンに促されてコックピットの
中を覗き込む。その少年兵は顔中血にまみれてはいるが、体のところどころが
時々わずかに動いているのが確認できる。
ケンスケ「一応、まだ息はあるみたいだね。」
ジン  「年齢的には俺たちと同じぐらいか、あるいは…。」
改めて彼の顔をじっくりと見たジンは、そう言ってからふとケンスケの
方へと目を移す。
ケンスケ「かもね…でもこの年でマーリーヘッド動かしてたってことは、
    結構期待されてたんじゃないかと思うよ。」
ジン  「だけど才能だけで戦い抜けるほど現実は甘くなかった…ってことか。」
彼の姿に何か変化がないかを気にしながら話を続けるジンとケンスケ、
するとやっとその声に気付いたのか、その少年兵がかすかに目を開いて
口を動かし始める。

ジン  「おい、何か話し始めたみたいだそ。」
ケンスケ「ちょっと待って、簡易音声翻訳機能通して聞いてみる。」
ジンの言葉に、ケンスケは持っているMCを彼の口元に近づけ、急いで
表面のタッチパネルを操作する。やがてコンピューターの方から流れてくる
機械音声が二人の耳に聞こえてくる。
少年兵 『…もしかしてアサト?それにウルマも?…来てくれたんだ…。』
ジン  「俺たちのこと、誰かと勘違いしてるのかな。」
ケンスケ「かもしれないね。」
その声にしばらく顔を見合わせていた二人だったが、そのうちケンスケが
MCを通して彼に話しかける。
ケンスケ「そうだよ…。」
ケンスケの声は今度はコンピュータ内でオケアノス語に翻訳され、やはり
機械音声となってその彼のもとに届く。すると彼の表情が少しだけ和らいだ
ように見える。
少年兵 『お願いがあるんだ…。』
ケンスケ「何だい?」
少年兵 『3人で埋めた、あのカプセル…あれ、掘り出してくれないか?』

彼の言葉は力なく、また幾度も途切れつつのモノであったが、ケンスケは
穏やかな表情で彼を見守りながら彼との機械越しの会話を続ける。
ケンスケ「…カプセル?」
少年兵 『まさか、忘れた…ワケじゃないよな…アカデミア出る時に校舎の
    裏に埋めた…ヤツ。』
ケンスケ「ああ、あれか。」
少年兵 『ったく、お前はホントに忘れっぽいんだから。』
ケンスケ「ごめん…でもまだ他に大事なこと」
少年兵 『バカ野郎…あの中にはお前らの秘密も…入ってるだろうが。』
ケンスケ「そうだったね。」
少年兵 『今なら…ちょうど目印に植えたシクラメンの花が…咲いてるかも…。』
ケンスケ「わかった、必ず見つけてみせるよ。」
少年兵 『よかっ…た…。』
そこで完全に彼の言葉が途切れ、その目は固く閉じられてしまう。

ケンスケ「…!キミ!ねぇ、キミ!」
状態の変化に気づいたケンスケはあわてて彼の肩を激しく揺さぶるが、
もう二度と彼の目が開くことはなかった…。がっくりと肩を落とすケンスケに
ジンがそっと近づき、声をかける。
ジン  「死んだのか?」
ケンスケ「たぶんね…。」
そう言うとケンスケは改めてその少年兵の近くに寄り添い、胸のあたりに
自分の手を当ててみる。
ケンスケ「もう…心臓は動いてないみたいだから。」
唇をかみしめ彼の姿をじっと見つめているケンスケの後ろで、ジンも悲痛な
表情を浮かべながら静かにつぶやく。
ジン  「安らかに…眠れよ。」


シーン7・「一輪の花」
辺りに散らばる機体の残骸の一つをシャベル代わりにして、ジンとケンスケは
彼をその機体の隣に埋めるための穴を掘り始める。しばらくしてそこそこの
深さの穴が出来上がると二人は少しずつ冷たくなりつつある彼の体を
コックピットから引き揚げ、そしてやさしくその穴の中へと横たえる。
ケンスケ「こうやって埋めてあげることしかできないけど。」
それから二人は彼の上に少しずつ土をかぶせていく。徐々に彼の姿が土に
埋もれていき、最後に二人がその顔の上に土をかぶせると彼の体は完全に
土の中に隠れてしまう。
そうしてすべての作業が終わると、ケンスケは手にしていた機体の破片を
土がうっすらと盛り上がったその場所にそっと差し込み、土の中の彼に
向かって話しかけるようにつぶやく。
ケンスケ「あんまりかっこよくないかもしれないけど、墓標の代わりだと思って。」
ジンはしばしその姿を無言で見つめていたが、やがて一度その場を離れると
手に小さな一輪の花を持って戻ってくる。
ジン  「これも一緒に供えてやってくれないか。」
そう言ってジンはケンスケにその白い花を手渡す。ケンスケは大きくうなずくと
「墓標」の隣にその花の根っこを埋めていく。
ケンスケ「これがキミの「目印」だからね。」

そして、マーリーヘッドの残骸と白い花が並んでいる彼の「墓」の前で
ジンとケンスケはどちらからともなく黙って目をつぶり、静かに頭を下げる。
それからいくばくかの時が流れ、ケンスケは再び横に置いていたMCを
手にする。
ジン  「何するんだ?」
ケンスケの行動を不思議に思ったジンがケンスケに声をかける。
ケンスケ「とりあえずこの機体のデータ拾えるだけ拾ってみるよ。」
ジン  「ケンスケ…。」
ジンが心配そうな顔で見つめる中、ケンスケは無言でコックピットの中に
入り、まだわずかに作動していると思われるマーリーヘッドのコンピューターへの
接続を試みようとする。
ジン  「でも、何でこんなところまで来ちまったんだろうな…、あいつ。」
ケンスケの作業を見守りながらふとジンがつぶやく。その声に早速移し替え中の
データを調べてみるケンスケ。
ケンスケ「レーダー関係がいかれてるから、この前の戦闘ではぐれて…それから
    ウチの制空圏内に迷い込んで撃ち落とされた、と考えるのが妥当かな。
    あ、データのコピー終わったよ。」
ジン  「ん、ああ…。」
コックピットから出てくるケンスケを迎えるジン。ケンスケは目の前に
広がる青空に視線を移しながら言葉を続ける。
ケンスケ「データはこうやって簡単に移せるけど、人は死んでしまったら
    それで終わりだもんね…。だから僕らは大事にされてるのかも、
    貴重な「道具」として。」

すべてが終わってもなかなかその場を動こうとしないケンスケに向って、
ジンが諭すように声をかける。
ジン  「それじゃそろそろ行こうか、あんまり遅くなってもカイトが
    心配するだろうしな。」
ケンスケ「あ、うん。」
その言葉を受け、歩き出すジンの後ろをケンスケはついていこうとしたが、
2,3歩歩いたところでいったん立ち止まり、そしてもう一度「墓」の方へと
振り返ってつぶやく。
ケンスケ「ごめんね、ウソばかりついちゃって…。」
その時そこに一陣の風が吹き抜け、供えられた一輪の花がわずかにそよぎ出す…。


次回予告(ジンのナレーション)
やっとオリオンにも配置されることになった同盟の新型複座式機動兵器
「ガイアテラス」、そのサブパイロット候補の一人にカイトも選ばれる
こととなった。
しかし、メインパイロットとして「ガイアテラス」と一緒にやってきたのは
以前に「養成所」でカイトとトラブルを起こしたリュウ・ハテルマ…。
一方、その情報をつかんだ地球政府軍の方も密かに「ガイアテラス」奪取
計画を発動させていた…次回「少年戦記ガイアテラス」第8話・「南部戦線
異状なし?」
 

「少年戦記ガイアテラス」第7話・「一輪の花」Bパートその1

 投稿者:習志野権兵衛メール  投稿日:2007年12月11日(火)00時49分57秒
  (シーン3続き)
突然のアラームに一気に緊張感を高めるジンとケンスケ、しかしすぐに
ケンスケが「ある変化」をキャッチする。
ケンスケ「ちょっと待って!規則性のあるプロテクト解除通信が何か
    入ってるみたい。」
そう言いながらサイドから通信用のインカムを取り出し、自分の頭にセット
するケンスケ、一方ジンは横からその行動を注視する。
ジン  「プロテクト解除?ってことは要救助緊急信号か?」
ケンスケ「うん…ただ言葉はどうもオケアノス語のようだけどね。」
ジンの言葉に答えつつもケンスケはインカムのスピーカを耳に押し当て、
真剣な表情で通信を聴き続けている。
ジン  「やっぱり敵さんか…。」
半ばあきらめたようにつぶやくジン。
ケンスケ「とりあえず音声翻訳してみるよ。」

やがてケンスケはいったんインカムを外し、そしてその音声が操縦室内に
聞こえるように操作をする。すると、コックピット全体にコンピューターの
機械的な声が響き渡っていく。
自動音声『こちらは地球政府第3方面軍、戦闘母艦「サザンスター」所属
    コザ・コハグラ、至急救助を要請する。こちらは地球政府第3方面軍、
    戦闘母艦「サザンスター」所属コザ・コハグラ…』
その音声をバックに、目の前のコンピューターをチェックしながら話を続ける
ケンスケ。
ケンスケ「音声データは完全なるリピート状態を示してるから、自動送信の
    可能性の方が高いんじゃないかな。」
ジン  「こりゃカイトにでも連絡取った方がよさそうかな。」
それだけ言うとジンは体を座席からずらし、少し伸びをする格好で操縦室の
天井を見つめる…。


シーン4・マキシ操縦室(カイトとの通信)
ジンの言葉を受け、ケンスケは早速マキシの通常通信回線を開いてカイトとの
会話を始める。まずこれまでの一連の流れをカイトに説明したあと、モニターに
映るカイトに向かってケンスケは今後の行動の判断を仰ごうとする。
ケンスケ「というワケなんだけど、どうしたらいいかな。」
カイト 『その通信の発信位置はアメクと方向的に大きくズレてるか?』
ケンスケ「ほぼ進行方向上、さっきから発信源が動いている気配はなさそう。」
カイトからの問いかけに、一度レーダーの方に目をやってから答えるケンスケ。
すると矢継ぎ早にカイトから次の質問が飛んでくる。
カイト 『熱源解析はしてみたか?』
その言葉に、ケンスケはあわてていくつかの機器の操作を始める。
ケンスケ「ちょっと待ってね…アクティブレベルを超える反応は見当たらない
    …かな。」
やがてコンピューターの操作を続けながらケンスケが答える。

カイト 『その状況じゃ、罠の可能性は低いかもな…マキシの簡易ステルス
機能は正常に作動してるよな。』
ケンスケ「今のところはね。」
カイト 『ならとりあえず近づけるところまで近づいてみてくれ。こっちでも
    サーチはしてみるが、何か動きがあったらすぐに連絡するんだぞ。』
モニターを通してケンスケの姿をじっと見つめるカイト、それに真顔で応える
ケンスケ。
ケンスケ「了解です。あ、でも念のためこれから先は暗号音声通信に切り替えるね、
    それじゃ。」
カイト 『わかった。気をつけてな。』
その言葉とともにモニターからカイトの顔が消える。と同時にずっと二人の
やり取りを横で聞き続けていたジンが操縦かんを握ったまま声をかけてくる。
ジン  「このまま進んでも大丈夫なのか?」
ケンスケ「相手がまだ動ける状況で、なおかつこちらが目視されなければね。」
そう答えるケンスケの視線は正面の大空を見据えている…。


通常飛行より少しスピードを落としながら、二人の乗るマキシはその通信の
発信源へと徐々に近づいていく。そのうちレーダーが要警戒のアラートを出し
始め、ケンスケは再びカイトとの通信をつなぐ。
ケンスケ「カイト、聞こえる?」
カイト 『ああ、やっぱりちょっとノイズ混じってるけどな。』
ケンスケの問いかけに答えるノイズ混じりのカイトの声が、微妙に間を開けて
操縦室のスピーカーから聞こえてくる。
ケンスケ「それは仕方ないよ。で、警戒アラート出たけどこのまま進む?」
カイト 『そろそろ何かあってもおかしくはない距離だってことか。』
カイトの言葉が終るのを待って、すぐに次の報告をするケンスケ。
ケンスケ「でも今のところ各種データに変化は見られないよ。」

ジン  「どうする?迂回してアメクに直行するか?それとも信号を信じて
    助けに行くのか?」
その声に重ねるように、操縦かんを握るジンも横から声を上げる。それを受けて
しばしの沈黙の後スピーカー越しにカイトの指示が飛んでくる。
カイト 『マキシをどこか見つかりにくい場所に止めてお前ら二人で近づいていく
ってことは可能か?』
一瞬顔を見合わせるジンとケンスケ。そしてまずジンが口を開く。
ジン  「そりゃできなくはねぇけどな。」
ケンスケ「まったく、人使い荒いんだから…。」
続いて小さなため息とともにケンスケの半ばあきらめの入ったような声がする。
カイト 『何か言ったか?』
ケンスケ「いいえ、仰せの通りにいたします!」
カイトのきつい口調にあわてて言葉を濁すケンスケ…。
 

「少年戦記ガイアテラス」第7話・「一輪の花」Aパートその2

 投稿者:習志野権兵衛メール  投稿日:2007年12月11日(火)00時46分3秒
  シーン2・オリオン小型艇発進ハッチ
オリオンにも搭載されている量産型小型輸送艇「マキシ」、その機内に乗り込むタラップの
前で向かい合うカイトとジン、そしてケンスケ。
カイト 「んじゃ、よろしく頼むな。」
軽く左手をあげてそう言うカイトに、二人がほぼ同時に言葉を返す。
ジン  「わかった。」
ケンスケ「任せといてくださ~い。」
ジンの真面目な表情とケンスケの満面の笑顔を見比べたあと、カイトは視線を「マキシ」の
機体の方へと移す。
カイト 「ちっ、久しぶりに「遊覧飛行」でもしたかったのにな…。」
ケンスケ「いくら戦線が膠着してるからって言っても、あっちだってまたいつ動き出すか
    わからないよ。」
そう言うケンスケの口調と表情が少し真剣なモノに変わる。そしてケンスケは言葉を続ける。

ケンスケ「あ、念のため通信制御用コンピューターに『フライヤー』接続しといたから、
    オリオンや戦線で何か動きがあったらすぐに僕のMC(モバイルコンピューター)
    にも連絡入るようにはなってるよ。」
カイト 「そういうところはしっかりしてるんだな。」
ケンスケ「そういうところ「も」って言ってよ。」
「まいりました」という感じの表情を見せるカイトに対し、ニッコリ笑って素早くツッコミを
入れるケンスケ。やがて二人の会話が止まったことを察したジンがケンスケに向かって
声をかける。
ジン  「じゃ、そろそろ行くか。」
ケンスケ「それじゃ、行ってきま~す。」
それだけ言うとまずジンが、続いてケンスケがカイトに背を向け、目の前にあるマキシの
タラップを上っていく。
…それからしばらくして乗り込み口のドアが閉じられ、エンジンが始動する。
カイトはその様子をずっと見守っていたが、マキシが動き出すとその機体に向かって
大声で叫ぶ。
カイト 「用がすんだらとっとと帰ってこいよ~!」


シーン3・小型輸送艇「マキシ」操縦室
機体が安定飛行に入り、操縦を自動に切り替えるジンの横で機器やコンピューターの
チェックを続けるケンスケ。
ケンスケ「今のところ状況はオールグリーン、何も問題なし。」
その声の方向に視線を向けるジン。
ジン  「まぁこのあたりは完全にこちらの制空圏内だしな。」
ケンスケ「油断禁物♪…でも改めてみるとこうやって二人きりになるのって初めてだったり
    して。」
手と目は相変わらず機器の方に向けながらも、その口を軽やかに動かすケンスケ。
ジンも目線を正面に戻しつつ言葉を返す。
ジン  「だな…まぁすでに機関班の方でも有名だけどな、最年少有能オペレーターって。」
ジンの得意そうな声に、ケンスケは少し照れ笑いを浮かべる。
ケンスケ「ジンさんだって僕とそんなに年変わらないでしょうが…でもこれからは僕ら
    みたいな半分素人がどんどん増えてくかもしれませんよ、全体の戦況はそんなに
    よくないみたいですしね。」

目の前のコンピューターを見つめながらつぶやくように話すケンスケ、その言葉を耳にした
ジンは一瞬とまどい、そしておもむろに口を開く。
ジン  「そうならないことを願うが。」
ケンスケ「僕も。」
そこでお互いの言葉が途切れ、二人はそれぞれ違う方向へ目を向ける。やがてその沈黙を
破るように突然操縦室内にアラームの音が響き渡り、ケンスケの前のモニターの一部が
点滅を始める。
ジン  「敵か?」
緊張した表情でケンスケの方を見るジン、一方ケンスケはあわててコンピューターの
チェックを再開する。
ケンスケ「識別信号はまだ確認できないけど…まさかこんなところで…。」
ジン  「「これ」で立ち向かえる相手ならいいけどな…。」
懸命にコンピューターを操作するケンスケの隣で、ギュッと操縦かんを握りしめながら
目の前に広がる青空を恨めしそうに見つめるジン…。

以下Bパートに続く。
 

「少年戦記ガイアテラス」第7話・「一輪の花」Aパートその1

 投稿者:習志野権兵衛メール  投稿日:2007年12月11日(火)00時43分38秒
  では「ガイアテラス」本編?、なお、実はきちんとした形で「シナリオ」という
モノを見たことがないのであくまでも「こんな感じかな?」ってイメージで
書いてみます、どうぞご了承ください。



(ケンスケのナレーション)
「11月19日、南部戦線ではこのところ戦闘準備態勢を示すグレードAどころか
要警戒態勢を示すグレードBさえも発令されない日々が続いている。
オリオンの中でも、それまでの張りつめた空気は何だったんだってくらいに
のんびりした雰囲気が広がりつつあるようだ。
そんな中、突然ある『事件』が僕らを襲ったのだった…。」

シーン1・シャワールーム前廊下
入り口のドアに貼られている「故障中」の張り紙の前で互いの顔を見合せる
ケンスケとカイト。
ケンスケ「2日ぶりにすっきりできると思ったのに…。」
カイト 「風呂ぐらい1週間や2週間入らなくても死にゃあしねぇよ。」
ケンスケ「そりゃカイトはそうかもしれないけど。」
カイトの言葉に小さくため息をつき、軽く肩をすくめるケンスケ、一方その後の
ケンスケのあきれたような表情を目にしたカイトはドアの横の艦内通話機に
手を伸ばす。
カイト 「まぁとりあえず、ジンに何があったのか聞いてみるか。」
無言でうなずくケンスケ、カイトは素早くテンキーを押してジンがいるであろう
部屋へと回線をつなぐ。

やがて何度かのコール音の後、受話口からいつもよりは微妙にトーンの高いジンの
叫ぶような声が聞こえてくる。
ジン  『はい、こちら第3機関室!』
その声量に思わず受話器を少し耳から離してしまうカイト。しかしすぐに気を取り
直して会話を続ける。
カイト 「俺、カイトだけどどした?シャワー室使えないのか?」
ジン  『どうもお湯を沸かすボイラーが壊れちまったみたいでな、このままだと
    下手すると食事も作れないかもな。』
カイト 「そりゃ困る、乾パンパーティーなんてゴメンだからな。」
ジンの答えに苦笑いを浮かべるカイト、その様子を横からケンスケが不思議そうな
表情で見つめている。

そのうちカイトの耳に受話器を通してジンに指示を飛ばしている機関班長の声が
かすかに聞こえてくる。
ジン  『え、何ですか!…あ、悪い、ちょっと待ってくれるか?』
カイト 「ん、ああ、わかった。」
いったん受話器を耳もとから離すカイト、その姿を見たケンスケがカイトに声をかける。
ケンスケ「何かトラブルでもあったの?」
カイト 「のようだな。」
それだけ言うと黙って天井を仰ぐカイト、二人の間にはしばし沈黙が続くがやがて
それを破るように、受話器から再びジンの声がする。
ジン  『あ、すまん。とりあえず壊れた場所の見当はついたけど、部品の在庫が
    ないみたいでどうやら俺がそれ取りに行くことになりそうだ。』
カイト 「アメクの補給基地か?なら俺も行こうかな、こっちでも結構足りない
    モノが多くなってきたからな。」

ここまでずっと二人のやり取りを黙って見ていたケンスケ、しかしそのカイトの
言葉に思わず口をはさんでしまう。
ケンスケ「カイトはこのあと当直があるんじゃなかったっけ?」
その勝ち誇ったような、あるいは底意地の悪そうな口調に歪んだ笑いを浮かべるカイト。
カイト 「何でそれを知っている。」
ケンスケ「航行部門もチーフ以上のスケジュールはちゃんとコンピューターに
    登録されてます。」
カイトの問いにさも当然といった風で答えるケンスケ、そしてケンスケは言葉を続ける。
ケンスケ「こっちは非番だし、アメクぐらいなら僕が行くよ。」
カイト 「ま、しゃーねーか。聞こえてるか~、そういうことだからよろしく。」
少し不満そうな表情を浮かべながらも、改めて受話器の向こうのジンに向かって
話しかけるカイト、一方、受話口からはそれを受けたジンの低い声が返ってくる。
ジン  『そういうことってどういうことだよ。』
カイト 「航行班の物資調達のためにケンスケがお前に同行するってことだ。念のため
    こっちの方の物資は俺からも連絡入れておく。」
そのカイトの言葉が終るか終らないかにケンスケが受話器に近寄り、直接ジンに声を
かける。
ケンスケ「よろしくね~、ジンさま♪」
ジン  『ん、あ、ああ…。』
そのあまりにも屈託のない態度に、逆に少し戸惑いの色を隠せないジン…。
 

ナベクミマンセ~~~~~~!!

 投稿者:習志野権兵衛メール  投稿日:2007年 9月 9日(日)17時38分40秒
   2次元と言うよりは声ヲタの様相を呈してきているようですが(大汗)、第3弾はト○ノの
お気に入り?声優の一人ではないかと、オイラが勝手に妄想している渡辺久美子を取り上げて
みることにします。
 エクスカイザーのコウタやレツゴのJ&豪樹、最近では犬夜叉の七宝などショタ声優としても
がんばってるナベクミ様、ボクが最初に彼女を「すごい・・・。」と認識したのはやはり?Vガンの
カテジナ・ルースを見た時でした。

 ガソダムファンの間ではニナ・パープルトン(0083)と1,2を争う「ヤな女」である
(苦笑)カテジナさんですが、逆に言えばトミノの描く「女」というモノの性(さが)に、
彼女の声質がうまくマッチしたと言えるのではないでしょうか。
 最初はええとこのお嬢様風に登場しながらも徐々にキティガイ度が増していき、最後はとどめを
刺されないまでもそれなりの罪を背負って去っていく彼女・・・裏主役とも言えるこのキャラの
おかげ?でVガンはより見ごたえのある作品になったような気がします。
 ただ、個人的にはやっぱり「オデロ殺した悪いヤツ・・・。」であることに変わりはないん
ですけどね・・・。
 てなワケで?それ以降オイラの中では、渡辺久美子と言えばどちらかと言うと「クセのある
女の人」を演った時の方が評価が高くなる、という傾向がずっと続いているのです。
 「ムカムカパラダイス」の鹿谷初葉、“YAT”の星渡ハルカ(ゴローの母ちゃん)、「ブレン
パワード」のクィンシィ・イッサー、「ZOIDS」のムンベイ、そして・・・。

 そんなオイラでもエンディングを見てはじめて気がついた時には死ぬほど?びっくりしましたよ、
「え!マジ・・?」って、しかも時空を越えてウッソ(阪口大助)と共演してるし・・・。
 ええ、ただ今テレ朝系にて放送中の「あたしンち」のことでございます。見ている人はわかると
思いますが、いかにもな「おばさん」を堂々と演じ切っているその姿には感動を覚えずには
いられません!?
 邪(よこしま)な目で見てもユズヒコと藤野くんの関係は結構萌え~~なのではありますが
(苦笑)、ここではナベクミのますますのスパークぶりに期待することにいたしましょう。

そしてそのスパークはついに人外にまで…残念ながらこちらでは放送がされてないのでその
本当の魅力というか怖さというか(汗)はまだ実感はしていないのですが、そう、「ケロロ
軍曹」の主役ケロロ軍曹がナベクミの今一番の当たり役になっちゃいましたよね(苦笑)。
 

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