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国民自身が全く不感症で無自覚な日本人の国民性の変革は果たして可能なのか
投稿者:
不動明王
投稿日:2004年11月20日(土)13時19分5秒
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国民性が濃厚に反映しているものとして、先の団体の感覚と同じことが特許制度に関しても言える。日本では特許制度と発明コンクール制度が並立しているが、これは極めて発展途上国的発想だ。即ち、特許制度が単なるコンクール制度に堕落している証拠だ。特許取得行為における登録特許証が独占権を付与された権利証ではなくて、単なる表彰状に転落しているものでしかない。特許を取得することだけが目的でしかない。法律の建前上は、特許は独占的権利であると唱っているが、実質は単なる一定レベルを確認したという程度の表彰状でしかないものだし、特許庁も国民もそのような意識でしかない。
実に発明コンクール制度も、何ら権利関係を無視したものでしかない。一体、発明コンクールで提示した国民の優れたアイデアを誰が守護していくのであろうか。何の権利の裏付けも保障しないで、盗作されたり、模倣されたりする行事に誰が付き合うというのか。優れたアイデアを企業が横取りすることに対して、誰が権利侵害だと訴えられるのか。発明コンクール制度を、単に書道や絵画などのコンクールと同一レベルに見ているものだ。それ故に、日本では、知的財産に対する国民全体の認識が先進工業諸国と大きな乖離があると言えよう。これは民主的な国民性とも関係しているもので、単に工業化が進展しているとのレベルや内容ではない。
かつて西ドイツの調査団が来日して、日本の特許出願数が膨大な現状を分析して、発明コンクール制度との関連性を指摘したが、この発明コンクール制度は特許制度とは異質なものであり、採用するわけには行かないと結論を下したようだ。即ち、知的財産制度の権利保護とは概念的に大きく異なり、単なる表彰制度でしかないからだ。こんな発明コンクール制度を、特許制度を同一レベルで運用して行くところに、特許制度が単にコンクール制度に堕落するからだ。そもそも両者は異質であり、発明アイデアを特許制度とコンクール制度の両立て運用するところに、特許制度の本質が何も分かっていないと言うことだ。
そんな発明コンクール制度と関連する特許制度では、権利付与制度ではなくて、単なる論文審査における確認行為でしかないと言えよう。それ故に、かつて、特許庁の民営化に際して、大学と同様に、公立であろうが私立であろうが大差ないという結論に至るのであろう。中央官庁の行政行為の中で、特許庁における特許権付与行為を単なる確認行為とする委員が多かったようだ。これを見ても多くの国民が、特許権自体を全く理解していないと言えよう。これは特許庁自身にも言えることだ。特許審査を単なる論文審査と混同しているものだ。だから欧米の審査官を相違して、優れたものに対する感動もないのだ。全くの無関心、無感動で審査しているようだ。これは単なる論文の感覚で審査しているからだ。
これでは知的財産立国と唱っても、国民意識を変革しなければ駄目だろうし、当方は、むしろ特許庁の意識事態を変えるためにも、思い切った民営化を実施するしかないと思っている次第だ。特許庁の意識変革を為した後にこそ、真の特許庁や特許制度を変革できると確信するものだ。今のままでは一向に変わりはしないだろうと危惧するものだ。知的財産の重要性や知材大国とか知財立国とか言うが、肝心な点は国民意識の変革に他ならないものだ。知的財産に対する報酬や対価で揉めていたり、特許権を正々堂々と正面から契約しないで裏から模倣していくようでは、さい先遠いものを痛感せざるを得ない。
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