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以下、「宇宙戦略放送 平成15年12月11日号」を紹介。
トルストイが予言した、1910年までに東アジアに生まれて、人類滅亡の危機の直前に新しい学問体系を建設する革命的思想家、それは胡蘭成。
松井桃棲さんの未完の遺書「悪魔額入門」(昭和末期、柏樹社と言う出版社の広報誌「柏樹」に連載された)については、筆者はこれまで、色々な機会に論評した。その中に「トルストイの大予言」と言う章がある。
その主旨は、1910年、トルストイの死の直前に、人類の行く末を案じる三人の皇帝の使者に対して、次のような預言をした。
1.人類はこのままでは滅亡する
2.その滅亡までに、救世主が出現する
3.その救世主は既に、一九一〇年の時点で、東アジアに誕生している
その東アジアとは、1.中国、2.日本、3.モンゴル、4.シベリア、5.その他の東アジアの地域を含む。
4.その救世主は、しかしながら、西洋人が知るような、宗教人、宗教家、宗教の教祖ではない。
5.彼が説く教えは、もう一つの宗教と言ったものではなくて、これまで未だかって知らなかったようなものの考え方である。
6.私(トルストイ)には、その内容がどんなものか、全く知らない
以上の如く、要約出来る。
松居桃棲さんは、そのトルストイの預言の話しを、子供の頃、父親松居松翁)から聞かされて、強い印象を受け、生涯、そのことが、心を去らなかったと言ふ。
ちなみに、松居桃棲さんは、一九一○年三月の生まれであるから・一九一〇年に既に救世主は東アジアに誕生して居る、と言ふトルストイの磯言する救世主の要件に、辛うじて引っかかることに成る。
しかし、松居桃棲さんは、未だかって知られなかったやうな、人類の死地を救ひ得る新しいものの考え方を、結局、生涯のうちに、作り出すことは出来なかった。
筆者は、この松居桃棲さんの「トルストイの大縁言」を読んでからずっと、一九一〇年以前に東アジアに生まれて、人類の危機を救ひ得るやうな新しいものの考え方を生み出した人物とは誰のことか、もし、本営にそのやうな人物が存在したとしたらそれはどこの国の誰なのか、そのことを疑問として来た。
日本のことは、もちろん、日本人の一人として、良く知って居るつもりだが、とてもその要件に該当する人間は思ひ当らない。中国にも韓国にもモンゴルにも見当らない。
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