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6.危険で健康を蝕む水道水をどうして放置するのか
投稿者:
不動明王
投稿日:2004年 1月 8日(木)22時43分27秒
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『lppmの塩素量を安全という学者』
水道水の塩素処理についてアメリカで開発された画期的な方法と唱える前出の小島貞男氏は、その近著『水道水−安心しておいしく飲む最新常識』(一九九七年、宙出版)で、塩素について次のように書いている。長く水道の現場で働いた人であるから、この人の言っていることは水道関係者の意見を代弁しているものでもある。
「ppmというのは、100万分の1という意味ですから、1ppmは1リットル中にわずか1ミリグラムということ。一滴にも及ばないほどの徴量です。たった1ミリグラムの塩素ですが、消毒・殺菌に関しては、はかり知れない力をもっていることは、前述のとおり。しかも塩素そのものは身体の中に入っても、少しも害を及ぼすようなものではありません」
としながら、次のようにも書いている。
「O−157のような病原性大腸菌など食中毒菌は水道水の塩素と出会うと数秒で死んでしまう」
消毒・殺菌にはかり知れない効力のあるものが、人間の身体に害を及ぼさないことはありえない。小島氏の意見は子供だましのまやかしの言である。病原性大腸菌ですら数秒で死ぬ塩素が人体に安全なはずがない。
人間は口内細菌、腸内細菌(微生物〕など細菌と共生している。
人間の肝臓の一個の細胞の中には約2000個のミトコンドリア(DNAを持ち細胞内で分裂・増殖する細菌と同じような働きをする細胞内細胞)が存在する。これらにも塩素殺菌の効果が及ぶ。
塩素は私たちの身体に直接ダメージを与えるのである。
小島氏が玉川浄水場の責任者だった当時、「多摩川の水を消毒するために投入した100ppm(1リットル当たり100ミリグラム)という塩素の量は世界新記録でいまだ破られていません。
ところが塩素は汚水を殺菌しながら消費されていくので水がきれいになった時にはわずか2ppm しか残っていませんでした」(前掲書〕ともいう。
lppmの塩素量について生体にダメージを与えるとする前記厚生省の研究報告からみると、蛇口段階で2ppmとはとんでもないということになる。
『だれも塩素の使用量をはっきり言わない』
小島氏は水道局の現場にいた専門家である。水道水の消毒に関わっていた者として当然、昭和四六年の厚生省の「水道水中の塩素の人体に及ぼす影響についての研究報告」は知っていたはずだ。それなのにこれに目をつぶり、あえて塩素に害はないという。
氏は水道水のいろいろな問題について発言し、著作をおおやけにしており、水道水についてのたくさんのことを私たちに教えてくれる。しかし同氏は、蛇口段階の塩素がどのくらいなのかについてははっきりいわないどころか、次のようにあまり塩素が入っていないようなことすらいう。
「現在の水道法上では塩素は蛇口段階で0.1ppm以上残っている必要があり、大都市ほど水道管が長いため末端部の残留塩素の保持が難しいので、やや多めに入っているのが現状です」と述べ、一方「おいしい水の基準で残留塩素は0.4ppm以下が望ましい」という要件があり、全国の水道水の多くは、この基準の範囲に当てはまっているとも述べ、私たちが口にする現実の蛇口段階の水道水の塩素量についてははっきりいわず、あいまいにしている。
しかし小島氏は前に述べた東大工学部都市工学料のシンポジウムでも、講師として水道水に関する講演をし、蛇口段階の水道水の残留塩素調査の結果も見ている。
その意図するところは不明であるが、「塩素は安全である」ということにより、水道水の塩素の害を隠そうとしていることには変わりない。
厚生省や水道局が「水道の水は安全です」と広報を出し.塩素の害については隠すのと同じである。
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