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昨日の女子フィギアの頂上決戦は、言葉を失うほどの感動を覚えました。
上位8人の演技だけは、しっかりライブで見ました。
選手の一挙手一投足の舞に、心臓が高鳴る興奮を抑えられませんでした。
音楽とのマッチングでは、ガーシュインとバーンシュタイン(奇しくも2人とも米国人作曲家)を選曲した妖艶なキム・ヨナさんと溌剌と躍動感を表現した鈴木明子さんの伸び伸びとした演技が曲に乗っていました。
安藤美姫さんは「クレオパトラ」も酔いましたが、SPのモーツアルト「レクイエム」の壮絶・渾身の表現に痺れました。
浅田真央さんのラフマニノフも、徐々に激しく、ぐっと深く胸に迫って来ました。
甲乙つけがたい演技の連続の中で、音楽の果たす役割の大きさがモノをいうスポーツだということを実感しました。
フィギュアのチャンピオンは「銀盤の女王」といいますが、真央ちゃんにはピッタリの表現ですね。
「銀メダル、おめでとう!」。
でも、真央ちゃんには、もっともっと「金メダル」の方が似合うような気がします。
本当にお疲れさまでしたが、次がとても楽しみです。
そうそう、我がピアニスト・奈良英子さんには「レコード芸術」誌の特選盤に選ばれたエリック・サティの「スポーツと気晴らし」という名演奏があります。
せひ試聴をお勧めします。
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